完成品を比べながら、自分好みのものを探せる既製品

日本での婚約指輪の歴史は浅く、ウェディングドレスや、ダイヤモンドとともに高度成長期あたりから一般的になったと言われます。従来の購入方法は、百貨店や宝石店の店頭に行って、予算と好みを照らし合わせて選ぶというもの。普段ファッションに疎かったり、リングを購入したことのない男性も、お店の人のアドバイスを聞きながら、彼女が好みそうなものを選べるというのが既製品購入の利点です。また、店頭では実物を手にする事も出来るので写真ではわからない石の大きさ加減や、リングの色合いまで確かめる事が出来ます。 この様な伝統的な購入スタイルの場合、どうしても店頭に並んでいる範囲で選ぶ事になるので、色々なお店をまわるか選択肢を限るという事になりがちですが、近年はカタログやインターネットも普及しているので、豊富なブランドやデザインの中から、自分好みのものを簡単に選ぶ事もできる様になりました。この様な利便性や多様性もあって、現在も半数以上の人が既製品を選んでいます。




制作過程も楽しいオリジナル品の魅力

近年『婚約指輪には世界でひとつだけというオリジナル感を出したい』というニーズも高まっています。インターネットの普及もあって、遠隔地であったり、画像越しであっても、気軽にやりとりできる良さも手伝い、オリジナルデザインの婚約指輪を注文する人も増えてきました。 特に人気が高まっているのがセミオーダーです。これはある程度決まった形の中からリングの素材や色を選んだり、石を選ぶというものです。既製品購入と似た様な感覚で、指輪を自分好みにカスタマイズできる為、既製品販売店でその様な注文を受け付けてくれるケースも増えてきました。既製品販売店やブランドもののセミオーダーは、一般的な既製品価格よりも多少高くなりますが、その分の満足度も高い様です。 もっと本格的に、店頭を通さず直接工房に注文するフルオーダーも徐々に増えています。こちらは、工房の人に予算や好みを伝えて、じっくりと理想の指輪をつくる事が出来ます。工房との直接取引の場合、中間マージンがカットされ、値段の方も既製品と同等で出来る場合もある様です。ただ、製作には2~3か月要する場合が多いので、時間にゆとりをもって過程を楽しみたい人に向いています。